夏本番!太陽が一番輝くこの季節。
暑さのピークを迎えるときですね。
そんな夏、精油が届けてくれる爽涼を取り入れてみませんか?
なによりお薦めは“ペパーミント”
スーッとしたグリーンハーブの香り。
ペパーミントを、こめかみや首すじ、肩や胸元に塗布すると、だんだんひんやりしてきますよ。
そう!
ペパーミントは体表温度を2~3度下げてくれる働きがあるのです。
このひんやり感の持続は15~20分程度ですが、爽やかな香りも加わって、心と身体両方に働きかけて、心地よい涼を届けてくれます。
ペパーミントの香りが苦手、と言う方は、無理して使う必要はありません!
好きな精油とブレンドして、ほんの少し混ぜるだけでも和らいだ爽涼感は感じられるので、工夫すれば大丈夫!
グレープフルーツ精油とのブレンドも、お薦めですよ。
私はラベンダーとのブレンドをロールオンに入れて、一年中持ち歩いています。
私が経験したある症例
今年の春、ある日突然首から胸元、また腕全体に、ピリピリと赤みとかゆみが現れました。
4~5日経っても症状は引きません。こんな症状は初めてでした。
別の症状で皮膚科へかかっていたので先生に診て頂くと、“日光過敏症”の診断。
40代後半、身体が変わり始める影響もありますよ、とのことでした。
体温が上がり汗をかいたとき、お風呂に入ったとき、とにかく痒くて仕方ありませんでした。
“ペパーミントを塗ってみよう!”と2~3日続けていくと症状がだんだんと引き、病院処方の薬に頼ることなく治っていきました。
精油は、私たちの心と身体、暮らしを調えてくれる、植物からのギフトです。
効果や作用から選ぶことも大事ですし、なにより香って心地いい、と感じるものが一番だと、私は思っています。
精油をたくさん持つ必要はありません。
この香りがあれば、まっさらな自分に戻れる、そんな1本があるといいですね。
すべての生き物と地球にやさしい、循環していくものを取り入れた暮らし。
日々を心地よく丁寧に、大切に暮らしていきましょう。
伊藤 千草さん
精油アドバイザー/元アロマ環境協会インストラクター・セラピスト
精油と人を繋ぐこと 人と自然を繋ぐこと
精油のみならず、その人にとって本当に必要なことは何かを一緒に考え、感じ、見つけてゆくことを大切にしています。